しかしどんなに簡単なものでも、いったんテーブルからクエリーを作り、そのクエリーを基にしてフォームやレポートを作成したほうが便利です。
クエリーを利用すると、テーブルから必要なフィールドだけを表示したり、レコードを並べ替えることができます。クエリーには他にもたくさん機能があります。
テーブルはデータを蓄積する役割だけにして、クエリーを通してデータを扱うのがコツです。クエリーがわかれば、きっとデータベースがわかりますよ。
【1】Base を起動して、「test.odb」を開き、クエリーを表示します。
【2】「デザイン表示でクエリーを作成」をクリックします。
【3】クエリーのデザイン画面が表示されました。
【4】追加のダイアログボックスで、「T01Prefecture」を選択し、「追加」ボタンをクリックします。
【5】クエリーのデザイン画面に、「T01Prefecture」が追加されました。
*テーブル(表)が複数ある場合は、複数追加できます。
【6】追加のダイアログボックスは閉じてください。
【7】「PREF_CD」をダブルクリックします。
【8】画面下のフィールドに「PREF_CD」が選択されました。
【9】同様に「PREF_NAME」を選択します。
*必要なフィールドだけを選択できます。
【10】PREF_CD の「並べ替え」で、「昇順」を選択します。
・昇順 小 → 大
・降順 大 → 小
【11】「クエリーの実行」ボタンをクリックします。
【12】デザイン画面の上に、クエリーの実行結果が表示されました。
ここまでの作業を保存しましょう。
【13】「保存」ボタンをクリックします。
【14】クエリー名に「Q01Prefecture」と入力し、「OK」ボタンをクリックします。
【15】タイトルが変わり、クエリーが保存されました。
【16】クエリーのデザイン画面を閉じます。
【17】データベースファイルウィンドウに、作成したクエリーが表示されています。
【解説】
テーブルに入っているデータは、順番どおりに並んでいるとは限りません。そのためクエリーで「並べ替え」の方法を指定する必要があります。
逆に言うと、テーブルにデータを入力する時は、どんな順番でもよいわけです。あとでクエリーで自由自在に加工できます。
その加工したデータを使って、フォームやレポートを作ると、上手く表示できます。