Base は OpenOffice.org と StarSuite の両方に含まれていますが、どちらも同じです。したがって、これから行なう手順は、どれで行なってもかまいません。
【1】まずは Base を起動します。
・OpenOffice.org の場合
・StarSuite の場合
【2】データベースウィザードの画面が表示されたら、「新規データベースの作成」を選択し、「次へ」ボタンをクリックします。
データベースウィザードでは、既存のデータベースファイルを開いたり、他のデータベースに接続することもできます。
【3】データベースを保存した後の処理は、そのままの設定で「次へ」ボタンをクリックします。
*ここでデータベースを登録しています。
【4】わかりやすい場所に保存してください。ファイル名に「test」と入力し、「保存」ボタンをクリックします。
【5】Base の画面が開きました。データベース名は「test」です。
この画面でテーブル、クエリー、フォーム、レポートの作成や編集が行なえます。
ここでいったん Base を終了してみましょう。
【6】Base の「閉じる」ボタンをクリックします。
【7】保存した場所に「test.odb」というファイルが作成されていることを確認してください。
新規に作成したファイルの拡張子は「.odb」になっています。Base では、1つのデータベースに関連する情報が、1つのファイルにまとまっています。Base はこのような odbファイルをたくさん作ることができます。
【ワンポイント】
odbファイル は登録名とファイルの場所で管理(データベースを登録)されているので、コピーや移動した場合は、設定を変更する必要があります。
メニューから「ツール → オプション」でダイアログボックスを表示し、「OpenOffice.org Base または StarSuite」から「データベース」を選択すると、データベースの管理が行なえます。
実は Base はデータベース自体の機能は持っていなくて、標準で HSQLDB をデータベースとして使います。Base はデータベースのフロントエンド(クライアントまたは窓口)としての役割なので、「データベースを登録」という表現が合っているのです。
HSQLDB 以外にも Access や MySQL など、様々なデータベースのフロントエンドとして使えます。