Base データベースを新規作成する方法。

Base は標準で HSQLDB(Java製データベース)を利用するようになっています。HSQLDB はインストール済みなので、すぐにデータベースを作成することができます。

Base は OpenOffice.org と StarSuite の両方に含まれていますが、どちらも同じです。したがって、これから行なう手順は、どれで行なってもかまいません。


【1】まずは Base を起動します。

・OpenOffice.org の場合
OpenOffice-48.gif

・StarSuite の場合
StarSuite-15.gif


【2】データベースウィザードの画面が表示されたら、「新規データベースの作成」を選択し、「次へ」ボタンをクリックします。

OpenOffice-40.gif

データベースウィザードでは、既存のデータベースファイルを開いたり、他のデータベースに接続することもできます。


【3】データベースを保存した後の処理は、そのままの設定で「次へ」ボタンをクリックします。

OpenOffice-41.gif

*ここでデータベースを登録しています。


【4】わかりやすい場所に保存してください。ファイル名に「test」と入力し、「保存」ボタンをクリックします。

OpenOffice-42.gif


【5】Base の画面が開きました。データベース名は「test」です。

OpenOffice-43.gif

この画面でテーブル、クエリー、フォーム、レポートの作成や編集が行なえます。


ここでいったん Base を終了してみましょう。

【6】Base の「閉じる」ボタンをクリックします。

OpenOffice-44.gif


【7】保存した場所に「test.odb」というファイルが作成されていることを確認してください。

OpenOffice-45.gif

新規に作成したファイルの拡張子は「.odb」になっています。Base では、1つのデータベースに関連する情報が、1つのファイルにまとまっています。Base はこのような odbファイルをたくさん作ることができます。


【ワンポイント】

odbファイル は登録名とファイルの場所で管理(データベースを登録)されているので、コピーや移動した場合は、設定を変更する必要があります。

メニューから「ツール → オプション」でダイアログボックスを表示し、「OpenOffice.org Base または StarSuite」から「データベース」を選択すると、データベースの管理が行なえます。

実は Base はデータベース自体の機能は持っていなくて、標準で HSQLDB をデータベースとして使います。Base はデータベースのフロントエンド(クライアントまたは窓口)としての役割なので、「データベースを登録」という表現が合っているのです。

HSQLDB 以外にも Access や MySQL など、様々なデータベースのフロントエンドとして使えます。


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