今回の例では、都道府県から四国の県だけを抽出してみます。
データベースのクエリーを使うことで、複雑なプログラムを書くことなく、簡単な設定だけでデータを扱うことができます。
【1】Base を起動して、「test.odb」を開き、クエリーを表示します。
【2】「Q01Prefecture」をコピーして、「Q03PrefFilter36-39」を作成します。
*クエリーの名前は自由に付けてかまいません。
【3】「Q03PrefFilter36-39」を編集します。クエリーのデザイン画面を表示してください。
【4】PREF_CD の「条件」に、半角で「 BETWEEN 36 AND 39 」と入力します。
PREF_CD が 36 以上 39 以下という意味です。その値を含みます。
【5】四国の県が抽出されました。
【6】「条件」を変えて、クエリーをいくつか作ってみてください。
< 8 8より小さい
> 8 8より大きい
<= 8 8以下
>= 8 8以上
どうですか?テーブルはデータを蓄積する役割だけにして、クエリーでデータを加工するということが、何となく分かってきたのではないでしょうか。
このように一つのテーブルから、複数のクエリーを作成することができます。そしてそのクエリーから、レポートやフォームを作成することで、いろんな見せ方ができるのです。
【ワンポイント】
クエリーを利用すると、以下のようなことができます。
1.テーブルから必要なフィールドだけを表示する
2.条件を指定してレコードを抽出する
3.レコードの並べ替え
4.データを集計する
5.複数のテーブルを関連付ける
4、5以外は既に試しましたね。